あの「月ノ美兎」委員長と会える?cluster.がバーチャル空間で実現したこととは
お疲れ様です。じーえふです。
突然ですがcluster.って知ってますか?ご存知ない方はGoogleの検索欄に「cluster.」と打ち込んでエンターキーをブッ叩いてください。
cluster.というのは数年前から発足したサービスで、バーチャル上に会議室のような空間を生成してLTなどのイベントを行うことができます。ググれっつったのに結局説明書いたのは物書きの性でしょうか。
わたしが「引きこもりを加速する」cluster.と出会ったは2016年のことでした。大学3年生にしてリアル・ワールドにうんざりし、「サマーウォーズ」のOZのようなアバターワールドはないものかと検索をかけたのがきっかけだったと記憶しています。初めてこのサービスに出会った時の衝撃と、いざサービスを使って見た時の「ふーーーん・・・」感は今でも脳に刻み込まれています。ぶっちゃけた話あの時点では大した魅力を感じられなかったんですよね。できることと言えばデフォルトアバターで会議室に入って会話をする、スクリーンに画像を投影する、この二つのみでした。そのあとすぐに飽きてコンビニに出かけたのでむしろ引きこもりが減速しましたね。
わたしのイメージするcluster.がこれだったのに対し、
実際はこんなもんでした。ポリゴン感のある世界に一人きり。せめてパブリックのイベントがあれば参加したのですが、この時点では個人利用のみの代物だったんです。別にわたしに友達がいないとかそういうことではないです。
それからさらに半年〜1年ほどの歳月が経ち、2017年8月末のこと。ふと「そういえばcluster.とかいうサービスどうなったんだ?もう死んだか?」と思い、公式サイトにアクセスしたわたしが見たもの、それがバーチャルアイドル「あんたま」でした。
バーチャル空間で身振り手振りをしながらトークする二人の女の子と、それを見守るお客さん達。わたしはこの光景に強く「未来」を感じました。現実見たくなかっただけですが。それからというものの、わたしはあんたまの大ファンになり、彼女達を追いかける過程でバーチャルYouTuberなどの世界に関わることになっていきました。詳細は長くなるので省きます。わたしのマッハ新書読んでください。
つまり、わたしの今の環境の元を辿れば、全てのきっかけはcluster.と言っても過言ではないのです。
そして現在、2018年。あんたまとの出会いからさらに半年以上の月日が流れました。インターネットは爆発的にバーチャルYouTuberブームを迎え、それに呼応するかのようにcluster.にも様々なアップデートが施されます。
最も大きなアップデートはcluster.SDKの実装でしょう。
これによってcluster.にオリジナルのモデルを持ち込めるようになり、バーチャルYouTuberの新たな活動場所としてcluster.が提示されることになります。実際にわたしもいくつかのイベントを開催させて頂きました。
こちら↑はわたしが個人的に行った企画ですが、2018年4月末、遂にcluster.公式イベントが告知されます。
「月ノ美兎のVR教室生放送」です。最初からカッ飛ばしてきました。cluster.は段階を踏むという言葉を知らないんでしょうか?月ノ美兎こと「委員長」は、過去に行われたニコニコ生放送でファンメイドのアバターをまとったことがありますが、なんとこのcluster.企画では「公式3Dモデル」の初お披露目。また普通の生放送と違い、cluster.では委員長と同じ空間でイベントを楽しむことができ、思い込み次第では同じ空気を吸うことができます。わたしもこのイベントをひたすらに楽しみにしていました。
世に言う「委員長砲」がその破壊力をいかんなく発揮した瞬間です。わたしはこのツイート見たあととりあえずコンビニ行きました。引きこもりがドンドン減速していく。まぁ相手が委員長なら仕方ない。これVRChatだったらワールドが丸々消し飛んでいたと思います。
結果として悲しいくらいユーザーにブッ叩かれる羽目になってしまったcluster.ですが、無論このままで終わるわけがありません。企画を5月19日へと延期し、万全の体制を整え、遂に委員長がcluster.の世界へと顕現しました。
「肉壁みたいですね・・・」
委員長の前に並ぶ大勢のファン達。それを見て「肉壁」という地味にレア度の高い言葉を遠慮なく放つ委員長。感服です。
ひとしきりトークをした後、肉壁の中へと突撃し校庭へ出る委員長。「校庭によくある台」の上に立つとむしろ委員長というか校長先生ぐらいにランクアップしてませんかね?ちなみにこれ参加者が多すぎて、後から入ってきた人は全てゴースト(アバターが表示されない状態)になっています。全ての人が表示されていたら国会前のデモみたいな風景になってたでしょうね。
皆さんが静かになるまで3時間くらいかかりそうな人混みの中、カメラに向かって手を振る委員長がウルトラ可愛すぎました。なんといいますか、「校庭」という多くの人が馴染みのある場所に巨大なスクリーンが浮遊していて、夜空には星が広がってるのめちゃくちゃエモくないですか?現実感と非現実感が絶妙に組み合わさっていました。
この後パンツ見えまくっててそっちにしか目が行きませんでしたが。
最初に校庭で行われた「春のVR大運動会」の画像。実際にリアルでこれだけの人数が集まって同じ地点からスタートしたら3秒で死屍累々の光景が広がることになるでしょうね。VRに関わり始めてからというものの、現実における人間の当たり判定が非常にウザく感じるようになってきました。
次に行われたのはかくれんぼ。委員長に見つかって名前を呼ばれるとアウトになり、ジャングルジムという名のブタ箱で冷たい飯を食うハメになります。
「隠れる為に必要なオブジェクトがそもそも積まれたタイヤくらいしかない」という鬼畜仕様のゲームでしたが、参加者は
「上に表示されているネームをオブジェクトに被せて名前を呼ばせない」
「最初から見つかりにいくことで委員長に名前を呼んでもらい満足してブタ箱に行く」
など創意工夫を凝らしてかくれんぼを楽しんでいました。ちなみにこれゴーストの人は一生見つけてもらえないって考えると中々物悲しいイベントですね。
そして極め付けには「MOON」の生歌、詳しく言うなら「音源だけど一発撮りだから実質生歌」を披露してくれます。参加者達はcluster.のエモート機能を使ってコールを再現するのですが、「皆さん笑顔にします」のところで「ヘッヘッヘ」「ハッハッハ」「ワハハハ」みたいなcluster.特有の乾いた笑い声が大量に聞こえてきてある意味笑顔にさせられました。
教室に戻って記念写真をパシャり。ライブハウスのアイドル感が凄まじいですね。もう十分に「夢のバーチャルアイドルに」なっています。
そんなこんなであっという間に1時間が過ぎました。まだまだバグは多いものの、受肉した委員長の可愛さは別格です。特に受肉してる時の委員長って普段より1.5倍ほどテンション高いのがめちゃくちゃ好きなんですよね。やはり「動ける」ということと、「お客さんが目の前にいる」ということの及ぼす影響は大きいようです。この企画で使われたTwitterのハッシュタグ「#みとVR」は見事にトレンド1位を獲得し、企画は盛況の内に終わりました。cluster.はイベント事にはもってこいですね。
わたしが2016年からcluster.に求めてきたものが、少しずつ実現してきている。引きこもりが、加速してきている。cluster.が今回の委員長企画を成功させたということは、今後そんじょそこらの参加者数じゃサーバーはビクともしないという証明でもあります。
あと最後に教室から退場する時の委員長の姿が地味にツボだったのでシェアしておきます。
彼女がまたこの教室に戻ってくる時が楽しみでなりません。今回わたしはゴースト状態で入っていましたが、次こそはオリジナルアバターを委員長に見せつけたいのでUnity開いて3秒で閉じましたお疲れ様でした。コンビニ行ってきます。
https://cluster.mu/app/rooms/5dbfcacd-b691-442b-9a02-8d7d29fa55c2/
そして本日5月26日はcluster.にて「ときのそら」の生放送イベントが開催されます!
ここまでブログを読んでくれたなら絶対にcluster.をインストールして会場でときのそらちゃんに会いましょう。もちろんVR機器がなくてもデスクトップモードで入室することができます。もしかしたらときのそらちゃんに撫でてもらえるかもしれません。それって最高じゃないですか?それって最高なんです。可能性があるだけですでに最高なんです。最高〜〜〜〜〜〜。
ところでわたしは今何故か沖縄にいるので参加できませんが皆さんわたしの分も楽しんできてください。死にたい。