じーえふメモ

じーえふメモ

23歳美少女の皮を被ったオタクが更新しています

あしたから社会のはぐるまになります

 

さっきフラッとマクドナルドに寄ったら「ベーコンマックポーク」なる商品が登場していたので、食った。玩具みたいな味がした。

 

 

 

 

10月。この月をもって私は23歳になる。23歳といえば、新卒の社会人として必死に仕事を覚えている時期だろうが、現在私は自由クラスタ界隈のフリーターである。ツイートを書き、オタクと遊んで暮らしてきた。けれども左の乳首は人一倍に敏感であった。嘘です。

 

フリーター生活中はライターとして記事を書いたり貯金を崩したりCDを売ったりして細々と暮らしていたが、その中で気づいたことと言えば自分の尋常ならざる社会不適合者ぶりである。朝8時に寝て、夕方16時に起きる。太陽を一度も見ることもなく、とりあえずTwitterを開き、トイレの落書きほどにすら意味を持たない文章を送信する。何個かツイートして、少し伸びたツイートがあれば、「何かした」気になって満足する。で、仕事が無ければ、ここいらで生活リズムを直そうと思い立ち、布団に入る。しかし眠れることはなく、コンビニに足を運び、アルコール9%の酒を小銭で買い、飲む。気がつけば携帯に「東雲めぐちゃんの配信が始まりました」という通知が現れる。これは午前7時半を意味している。で、寝る。

 

逆にこんな生活を2〜3ヶ月近く続けてよく発狂せず生きていたなと思う。社会貢献こそが心の薬なのだと思い知った。「何にも関わっていない」という状況は色々とキツい。プーさんは仕事に向かうクリストファーに対して「それって風船より大切?」と問いかけたが、仕事をしていなければプー太郎さんになってしまうのだ。この自覚があるだけ自分はまだマシな方なのかもしれない。いつか私が渋谷の路上でボロボロの服を着て道行くサラリーマンに「それって風船より大切?」と問いかけていたら、お手数だが殺して欲しい。

 

かくしてプー太郎さんを脱却すべく地道に仕事を探していたのだが、知人の紹介でようやく新しい仕事を見つけることができた。パートという形だが憧れの月給制だ。お金は風船より大切である。お金が無いと風船も買えないんだよ、プーさんよ。どのような仕事なのかは明かせないが、まともな社会人としての立場に飢えていた私としてはやる気満々である。フリーター期間中、知人たちは揃って私に「忙しそう」という印象を伝えてきたが、タスクが集中する瞬間を除けば全くもってそれなりに暇であった。ついカッコつけて「まぁね」と返信してしまう自分の浅ましさがつらかった。何はともあれようやく職が見つかったので秋月りす先生の「OL進化論」を読み返し、社会人とはなんたるか頭に叩き込む。社会人とは上司のお茶に雑巾の汁を混入させるニンジャである。

 

明日からいよいよ勤務が始まる。それに合わせてスクイズのヒロインばりに歪んでいた生活リズムをなんとか元に戻した。底辺にへばりついた生活を続けているとどうしようもない自己嫌悪に襲われたりしていたが、おかげさまで午前に起きて窓を開けるだけで「自分えらいな〜」とお手軽自己承認できた。たぶん私は明日行きの電車に乗りながら「行きの電車に乗ってる自分えらいな〜」と思うだろうし、オフィスに着いたら「オフィスに着いた自分えらいな〜」と思うはずだ。退勤する頃にはえらすぎて大統領になっているかもしれない。「8時間労働した自分えらすぎて大統領になっちゃった」ちゅってね。

 

あしたから社会のはぐるまになります。

 

でもいつかきっとアイドルになりたいです。