じーえふメモ

じーえふメモ

23歳美少女の皮を被ったオタクが更新しています

ぼくとえのぐ

 

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読者の皆さま、こんばんは。じーえふです。

 

ここ数ヶ月、「じーえふさんって何者なんですか」というお言葉を耳が腐り落ちるほどたくさん頂いております。僕自身果たして自分がどういった肩書きを名乗るべき人間なのか判断がつかず、とりあえずお茶濁しで「ただのオタクです」と返していたのですが、最近この返しが相当にスベっていることに気づいたのでやめました。

 

じゃあ僕って何者なんでしょうか。そもそも「何者なんですか」って対面してる人に放つ言葉じゃなくないですか?僕が何者か云々以前にお前は何様なんだ?「普段どういったことをしておられるんですか」ぐらい端折らずに言ってくれ。

 

しかしながら僕が本当に何者かわからず困惑している方が多いのも事実。僕は中学からギターを始め、高校ではバンドに明け暮れ、大学では作曲サークルを自分で設立して活動していたほどの音楽バカなんですが、エゴサーチすると「じーえふさんって音楽作るんだ。ただの面白いVのオタクかと思ってた(笑)」みたいなツイートがもりもり出てくるのは本当に悔しいです。まぁTwitterのプロフィールすらほぼ白紙にしている自分が悪いんですが。

 

という訳で今回は自己紹介を兼ねて、僕が何者なのかをハッキリさせるべく、自分のヒストリーを探っていきたいと思います。そしてこの話は、彼女達を抜きにして語ることはできないでしょう。

 

 

──出生、中学時代まで──

 

両親からお前はアメリカの橋の下で拾ったという心底意味不明な嘘を聞かされて育ったのですが、僕の出身は「高知県」です。森の中の家に住んでました。歩いて2分で川、チャリ漕いで10分で海に辿り着くという環境だったので夏は毎日泳ぎまくってビッチャビチャになって帰宅するくらいのハナタレ坊主でした。10mくらいの崖から川に飛び込んでキャッキャしたりしてましたが、今思うと小学生が10mの崖から飛び降りるという行動に大人から何も注意が入らないという環境、相当に狂ってますね。というか僕自身狂ってたので豪雨で増水した川すらも流れるプールぐらいの感覚で遊び場にしてました。五体満足で生きてる現状に納得がいかない。

 

中学ではバスケ部に入部し、友人と共にクソ厳しい顧問の先生をどうやって暗殺するかということばかり考えて毎日を過ごしていました。最終的にキャプテンを務める羽目になりちゃんと3年間通いましたが・・・。同時にあの頃は結構な読書家で、特に同じ高知県出身である有川浩先生の作品を片端から読み漁っていたのをよく覚えています。恋愛小説をよく書いている方なのですが、「海の底」という作品だけは「巨大化したザリガニが人間を殺戮する」というカッ飛んだ内容になっているので是非読んでみてください。

 

海の底 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

 

 

あと漫画もアホみたいに読んでました。小学生の頃に何故かさよなら絶望先生という作品に出会ってしまったのが運の尽きと言いますか、あの漫画を読み始めてから若干ばかりひねくれた性格になってしまった気がします。アニメが始まった時はおばあちゃんにお願いしてビデオにダビングしてもらったものを見ていたんですが、さよなら絶望先生を孫が見たがっている時のおばあちゃんの心境を考えると申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

あとギターも中学の頃に兄の影響で始めました。僕は「けいおん!」の曲のコピーを、兄はシドの曲をコピーしていました。ベクトルは違えど両方キモいですね。

 

 

──引っ越し、地獄の高校時代──

 

もうすぐ中学も卒業・・・という頃、突然両親が離婚することになります。もうちょっと予備動作があってもよかったんじゃなかろうか。僕は未だに何故両親が離婚したのか、その原因を全く知らないんですが、とにかく彼らの仲はキンキンに冷え切っていたようです。ちっちゃい頃クソ怒られまくってた記憶あるけどひょっとしてアレ八つ当たりだったんじゃないだろうな。結局僕は母親と共に神奈川県へ引っ越すことになり、兄はおばあちゃんの家へ、父は行方不明になりました。一応今は連絡が取れるので時々会いに行っています。

 

突然環境が変わり困惑しつつも、高校では友人に恵まれ、軽音楽部へと入部します。アルバイトを始めてお小遣いも増え、なんと彼女までできてしまい、まさに順風満帆だったんですが、この彼女が曲者でした。

俗に言うメンヘラというやつで、連日届くメールの洪水、複雑な家庭事情による情緒不安定、挙げ句の果てには電話越しに首吊り自殺未遂というウルトラコンボで僕の精神まで破綻するハメになります。結局半年ちょっとで別れたんですが、僕もバカだったというか、その後SNSネガキャン合戦をするという本当にクソダサい事態に発展してしまった為、クラス中からウザがられた僕は見事孤立しました。

女性恐怖症と人間不信を同時に抱え込み、部活を辞め、その後の2年間は前髪を長くしてマスクをつけ、イヤホンで音楽を聴きながら極力人間とコミュニケーションを取らずに生きるようになります。授業中ですらイヤホンつけながら一人で勉強していた僕を、事情をなんとなく知っている先生が何も咎めずに放っておいてくれたのが救いでした。めっちゃ助かった本当に。顔忘れたけど。

 

 

──殺意の受験勉強、大学へ──

 

これは豆知識なんですが、他人とのコミュニケーションを拒絶した人間はマッハで腐ります。僕が「じーえふ」という名前でTwitterを始めたのもこの頃で、「学校の人間を一人一人ブチ殺して回りたい」といった今なら凍結まっしぐらの危険思想を毎日ツイートしていました。そして「なんとかして一泡吹かせたい」と考え、殺意を勉学のモチベーションにすることになるわけです。

3年生の時に受けた模試では偏差値42というチンカスみたいなスコアを叩き出していましたが、塾に通ってゴリゴリに勉強しまくった結果、見事偏差値60台の大学に合格します。お世話になった塾の先生にドッキリを仕掛けてやろうと思い、わざと沈痛な面持ちで塾に顔を出したら僕が何を言うまでもなく「そっか・・・ダメだったか・・・」と言われたのは普通にムカつきました。もうちょっと生徒を信用してくれ。

 

といった感じでそこそこの大学に入ることはできたものの、「良いところに入学すること」そのものが目的だった僕は大学でまたしてもグッズグズの生活になります。授業に何も価値を感じられず、生活リズムは逆転し、バイトと酒と音楽に明け暮れていました。三ヶ月間カナダに留学したにも関わらずほとんど英語を喋らないまま美味しいものだけ食べて帰ってきたくらいにはグズグズでした。

大学でできた友人達は僕のことを心配してくれましたが、僕は「将来ビッグなア〜チストになるから大丈夫じゃw」などと意味不明なことを言い続け、結局何にもなれないまま留年が確定します。親に泣かれました。僕も自分が情けなくて泣きました。僕はよく5chで「人間のクズ」というストレートすぎる悪口を言われているらしいのですが、正直何も言い返せることがないので今も泣いてます。

 

高校の経験と長いインターネット生活のおかげで僕の人間性およびメンタルは車に跳ねられたチャリンコのように歪んでしまい、必死に作っていた音楽は何にも繋げることができず、そして皮肉にもその自覚をしっかり持っていたために自己肯定ができなくなり、「酒と煙草を体に流し込みながらアニメを見ている瞬間だけが幸せ」という人間の爆誕です。字に起こすと辛すぎませんか?

 

そして留年が確定してから1ヶ月ほど経った頃、2017年9月、人生に、というか自分に絶望していた僕は、VRアイドル「あんたま」に出会います。

 

 

──「あんたま」との出会い──

 

僕があんたまを知ったきっかけは「cluster」というサービスに興味を引かれたことが始まりです。

 

cluster.mu

 

あまりにも自分の人生をクソにしすぎてしまったので、「一刻も早くOZみたいなバーチャル空間に逃げ込みたい」と思い立ち色々検索した際に見つけたのがclusterです。元々はバーチャル会議室的なサービスで、結果だけ言ってしまえば僕の言う「OZ」のようなソーシャルネットワークサービスではなかったのですが、そのホームページに「VRアイドル」という文字列を見つけました。それこそが「あんたま」です。

 

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左のロングの子が白藤環ちゃん。とても快活な子で、僕の快活レベルが1だとしたら彼女は8000000000000000を超えるくらい元気な子です。逆に環ちゃんの快活レベルを1だと仮定したら僕は存在しないことになります。

 

右のメカクレの子が鈴木あんずちゃん。少しオドオドしている子で、僕があんたまを知った当時は環ちゃんに引っ張られながら頑張っている、という印象でした。

 

この二人がVRアイドルとして活動していることを知り、興味を持ってなんとなく検索をかけた結果出てきたのがこちらの記事です。

 

https://givemegohan.xyz/2017/08/14/%e5%90%9b%e3%81%afc92%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88%e5%90%8d%e6%9c%aa%e5%ae%9a%e3%80%8d%e3%81%be%e3%81%9f%e3%81%af%e3%80%8c%e5%b2%a9%e6%9c%ac%e7%94%ba/

 

この記事を要約するとこうなります。

 

「岩本町芸能社ってとこが事前告知も行わないまま夏コミに出展、フォロワー1万人超えたらメジャーデビューという高すぎる目標を立てた結果爆死、しかもこの結果を見た社長がTwitter上でスタッフにつっかかって炎上、一体このコンテンツこれからどうなっちゃうの〜〜〜〜!?」

 

って感じです。マジで怒らないでください、事実なんです。

 

この記事を読んだ時、僕は単純に笑っちゃったんですよね。さらに調べてみりゃアイドルなのに持ち曲が無いし・・・「笑っちゃった」が爆笑に格上げされてしまいました。

 

そんなこんなでさらに調べると、先程の記事は大きな話題になっていたらしく、皮肉にもそのおかげで彼女達は数千フォロワーを獲得していました。そして目標を「9月末までにフォロワー1万人達成でメジャーデビュー」に再修正し、達成に向けて全国行脚をしている真っ最中とのこと。しかしながらそれすらも中止することになってしまった彼女達は、一度東京に戻ってきていました。ちなみにその際投稿された謝罪動画ではマネージャーさんが責任を取って坊主になっています。江戸時代か?

 

そして東京での「体験会」が開催されることを知った僕は、完全なる冷やかしで体験会に向かうことにしました。いやマジでこの後ちゃんと良い話をするので怒らないでください。

 

 

──あんたまとの「本当の」出会い──

 

「体験会」で行われていたのは、ヘッドマウントディスプレイを被って実際にあんたまの二人とお話しできる、というものでした。僕が初めて行った体験会は、確か秋葉原書泉ブックタワーだったと思います。現地に行ってみると、グラビアとか結構アダルトな本が置いてあるコーナーの横に会場があって趣を感じました。

 

会場にはパイプ椅子がいくつかあり、体験会に参加するファンの方が何人か座っていました。体験自体は一人あたり5分にも満たない短い時間しかもらえないとはいえ、前に10人くらいいたので合計で結構な時間待たされたのを覚えています。冷やかしで来たはずなのですが、「今から女の子と会話する」ということに現地で気づき、待ち時間の最中にめちゃくちゃな挙動不審になりました。具体的に言うと常にキョロキョロしたり意味も無くスマホのロック画面を眺めたりしていました。会場からつまみ出されなくて本当に良かったです。

 

そしてついにヘッドマウントディスプレイを被ったのですが・・・

 

そりゃ〜〜〜もう可愛かった。

 

なんかもうよくわからんけど女の子が目の前にいて自分の名前を呼んでくれているというだけで人間はこんなに幸福になれるのか・・・という感じでした。僕はこの時初めて本当の意味で「あんたまに出会った」んだと思います。それからというものの、生放送には必ず顔を出し、コメントを打ちまくり、メールを送り、一転して大ファンになりました。こうしてみると確かに人間のクズ感がありますね。やってることがめっちゃ小悪党っぽいわ。

 

そして9月末、正確には9月24日、VRアイドルあんたまは念願のフォロワー1万人を達成することになります。

 

 

──フォロワー1万人達成の瞬間──

 

当時の様子はこちらの記事にも少し書いています。

 

grapefruituhr.hatenablog.com

 

簡単にまとめると、9月24日に行われた秋葉原での体験会の最中にあんたまはフォロワー1万人を突破。そしてその直後の体験者が偶然にも僕でした。僕は会場で巻き起こった歓声に心を揺さぶられてしまい、体験中、つまり二人と話している最中に思いっきり泣いてしまうという失態をやらかします。しかも体験会は生配信されており、今でもそのアーカイブYouTubeに残っており、挙句の果てには動画にされるという事態にまで発展しました。もういっそ殺してくれこちらがその動画ですが願わくばクリックしないでください。

 

youtu.be

 

「じーえふですが・・・

 

あの、"涙"で見えないんですよね、

 

何にも。」

 

 

 

じゃねーんだよバカ。なんでちょっと語順に工夫があるんだよ。

 

 

──馬越健太郎、そして女優部──

 

無事フォロワー1万人を達成したあんたまは、見事メジャーデビューが決定します。僕はその後も彼女達の応援を続けました。メジャーデビューが決定した日の晩には徹夜でおめでとうソングを作りました。彼女の誕生日にオリジナルの曲を披露する男、一生バカにできないですね。

 

www.nicovideo.jp

 

そして岩本町芸能社が冬コミに出展するまでの間に、彼女達には新たな仲間ができます。それが馬越健太郎女優部です。どういう順に説明するか非常に悩みますがとりあえず馬越を処理しておきましょう。

 

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彼が馬越健太郎です。要約するのが心底面倒なくらい特殊な人なので詳しくはこちらの記事をご覧ください。冬コミつまり2017年の12月末に書いた記事です。

 

grapefruituhr.hatenablog.com

 

本当は「これをきっかけにあんたまのことを知ってもらえれば」というつもりで書いた記事なのですが思いの外バズってしまい、僕に至ってはネットで「馬越健太郎を世に広めた男」と非常に不本意な肩書き付きで扱われるようになってしまいました。大変遺憾ですよ。正直僕が何もしなくても彼は勝手にバズってたと思います。

 

にわかにバーチャルYouTuberがブームになり始めていた時期ということもあり、彼は僕の名前ごとそちら側の界隈に広がっていきました。

 

そしてもう一つ新たな仲間として加わったのが、女優部と呼ばれる三人です。

 

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日向奈央ちゃん。愛称はヒナオ。黄色いパーカーに「23」の文字が入っています。「23」の理由をメンバーに聞かれた際「東京都23区だから」とよくわからないことを言ったのがきっかけで、このパーカーは「23区パーカー」と呼ばれています。ちなみに僕はかなり気持ち悪いオタクなので23区パーカーを自作したものが家にあります。

 

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夏目ハルちゃん。愛称はハル姉。見た目はめっちゃんこギャルっぽいんですが、実際にはおっとりポンコツお姉さんって感じです。自分で書いといてアレなんですが「おっとりポンコツお姉さん」って響き良すぎませんか??????

 

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栗原桜子ちゃん。愛称はらっこ。好物を聞かれた際「挽き肉と生クリームと明太子」という全く一貫性の無い三つを並べ立てた不思議な子です。適当に動画見てみればわかるんですが庇護欲をありえないぐらい煽ってきます。らっこちゃんのパパを自称するだけでも人生そこそこ楽しくなると思いますよ。

 

 

この三人は「あんたま」とは別枠であり、名前の通り「女優」として活動することになっていました。年末に放送された「岩本町芸能社感謝祭」が初登場となります(ちなみに夏目ハルのみラジオに出演歴がありました)。

 

youtu.be

 

めちゃんこ可愛くないですか?僕からは以上です。

 

2017年末といえば、輝夜月ちゃんが登場しバーチャルYouTuberのブームが始まりつつある時期です。僕も例に漏れずバーチャルYouTuberを漁りまくりながら、そのかたわら狂ったようにあんたまのファンソングを作っていました。

 

soundcloud.com

 

soundcloud.com

 

 

そして年が明け、2018年2月。忘れもしない、僕の人生の転機がやってきます。

 

 

 

──事件と公園──

 

2018年2月21日。岩本町芸能社から「重大発表」の告知と共に、生放送が行われました。

 

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この生放送はマネージャーさんの顔面が中央に表示され、両サイドであんたまがゆらゆらしながらマネージャーさんが喋るというなんだかよくわからないことになっていましたが、要約するとこんな感じでした。

 

 

・デビューにあたってあんたまと女優部を合流させ、五人でデビューさせたい

 

・女優部の三人も実は元々アイドル研究生として所属していたが、女優部として転属させられていた

 

・女優部も「アイドルになりたい」という意思があるが、あんたまが積み上げてきたものを考えると途中からの合流では「あんたま」のファンの方々に申し訳が立たない

 

・なのでアンケートするからファンのみんなで決めてくれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いや鬼か?実際どのような事情でそういう話になったのかは知りませんが、これでは決定権を委ねるついでに責任ごとファンに投げたようにしか思えません。無論この発表と共にあんたまクラスタは大荒れ。僕のタイムラインは一瞬にしてオタク討論フェスティバルと化します。ところでこの画像の二人組ヒップホッパーっぽくていいですね。

 

そしてその中に一人、特に荒れまくっているオタクがいました。

 

 

 

 

 

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です。もうこの時は感情が爆発して鬱アピールする時の女子高生みたいなツイートを鍵垢で連投してしまいました。たぶん、この瞬間まではまだギリギリ"人間性"というものを保っていたはずなのですが・・・

 

 

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その直後に行われた女優部からのお気持ち表明生放送で推しが泣き出したのを見た瞬間に心がポッキリ折れました。なんかこのサムネイル可愛い感じになってるけど内容は激重いですよ。何故推しが泣かなきゃいけないのか?何故推しが泣いているのを直視しなきゃいけないのか?ブラックロックシューターは結局どこに行ったのか?曖昧3cmって何なのか?様々な感情が僕の脳を埋め尽くしていきました。

 

この生放送を見たとき、ちょうどココイチヒレカツカレー食ってたんですが途中で食べるのをやめて退店、フラフラした足取りでストロングゼロを購入して一気に煽ったのを覚えています。いつも通りクソ不味かったです。そのあと近くの喫煙所で一時間ほど呆然としていました。当時22歳の成人男性が。その間にあんたまと女優部の放送が始まっていましたが、一瞬だけ開いたものの辛すぎてすぐ閉じてしまいました。これだけよくわからない状況になっているにも関わらず、いつも通り元気に生放送をしている環ちゃんの姿を見るのが、苦しく感じました。彼女も心中は不安でいっぱいなはずのに。

 

もうこの気持ちを一人で処理しきれない。誰かに聞いてもらいたい。もはや冷静な判断ができなくなった僕は公園で泣きながらツイキャスをするというトチ狂った行為に出ます。後にも先にも、自分の人生でこれ以上に恥ずかしい失態を犯したことはありません。2月の深夜、しかも雨まで降っていたということもあり、後半は寒すぎてガトリングみたいに歯をカタカタ鳴らしながら喋っていました。ツイキャスのリンクは2chに転載され、実況祭りになっていたと後から知り、故郷の川に身を投げようかと本気で悩みましたね。たぶん本能で泳いで帰ってきますが。

 

家に帰ろうと思い立った頃にはすっかり酔っ払ってしまい、なんとなく公園の滑り台で遊んで帰りました。これはここだけのマル秘情報ですが、雨が降っている時に滑り台で遊ぶとケツがビッチャビチャになるので気をつけたほうがいいです。

 

 

──翌日、そして決別──

 

公園号泣放送の翌日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もう完全にコレ。な〜にやってんだ僕は。自分が大声で騒ぐことに何の意味があったのか。自分が岩本町芸能社箱推しをこじらせすぎて珠玉の厄介になっていたことに気づきました。ファンの方々にも不快な思いをさせてしまったし、何よりそれでも明るくあろうとした環ちゃんに申し訳が立たない。メガトン級の罪悪感に襲われた僕は、岩本町芸能社というコンテンツに関わるのをやめることにしました。タイトルに「決別」と書きましたが僕が気まずくて関わるのやめただけなので、どちらかといえば逃亡ですね。推しに会わせる顔がない。推しに会わせる顔がないって何?

 

 

 

しかし、同時に「頑張ろう」という覚悟を決めることにもなりました。

 

彼女たちは、こんな状況でも、それ以上弱音を吐かず、次へ次へと進もうとしていました。

 

いつまでもグズグズしてはいられない。

 

僕も彼女達に負けないくらい頑張って、努力をして、いつか胸を張ってもう一度会いに行こう、と。

 

そして少しでも早く、もう一度彼女達を応援する為に、バーチャルYouTuberのブームに全力で乗っかることにしました。

 

 

──ぼくとじーえふちゃん──

 

たまたま公園号泣生放送を見ていただっちぃうさぎさんという方が、おそらくはジョークで描いてくださったキャラクター、それがじーえふちゃんです。

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今見ると狂気的ですが、なぜそう感じるかは後で書くとして、とにかくこのキャラクターを自分のアバターとして活動していくことにしました。

 

とは言ってもバーチャルYouTuberになったわけではありません。ブログ記事がたくさんの方の目に留まったおかげか、ライターとしてのお仕事をいくつか頂けるようになりました。初めて書かせて頂いたのがMoguraVRさんです。その後はKAI-YOUさん、Realsoundテックさんなどで書かせて頂いております。

 

www.moguravr.com

 

kai-you.net

 

 

しばらくは「バーチャルYouTuberにそれなりに詳しいライター」みたいな感じでやっていましたが、各所から「さっさとバーチャルYouTuberになれ、さもなくば死ね」という恫喝を受けていたため、とりあえず動画投稿も果たしています。

 

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今見たら3万再生ですってよ。自分のオリジナルの楽曲ですらそんな稼いだことねえよクソが。

 

 

 

──じーえふママ発生──

 

その後、縁があってKMNZのお手伝いが始まり、並行してバーチャルYouTuberさんにBGMを書いたり記事を書いたりで、気が付けば色々と忙しい身になっていました。

 

もはや個人活動に回す時間が無い。でもせっかく生まれたじーえふちゃんというキャラクターをアイコンとして使うだけではもったいない。

 

じゃあ誰かにじーえふちゃんのアバター渡してバーチャルYouTuberになってもらえばいいんでねえの?

 

天才~。悪魔的発想~。さっそくやっちゃお。一応だっちぃうさぎさんに許可を取るため連絡したら「草。」とだけ返ってきたので無視してすぐに応募用のGoogleフォームを作りました。

 

ネタだと勘違いした連中の大喜利会場になるというクソみたいなハプニングに見舞われつつも、何人かの頭のおかしい方が「本気でじーえふちゃんになりたい」という怪文書じみたメッセージを送ってきたので真面目に選考しました。結果として生まれたのが、

 

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いわゆるじーえふママです。

 

ハッキリ明記しておきますが、僕がやったことは「合格者にじーえふちゃんのLive2Dモデルを渡しただけ」です。「あとはお好きにどうぞ」というスタンスで連絡していました。その際「え、ママになってもいいんですか?」という返信が来たのですがちょっとよくわからなかったので無視しました。だってまさか本当にママキャラで殴りかかってくるとは思わないじゃないですか。「じーえふママ」という言葉もコイツが勝手に言い始めたことで、決して僕の実母ではないです。僕のママは横浜で元気に暮らしています。

 

あと本当に好きにやらせているので、僕はじーえふママと直接喋ったことすらありません。

 

 

──「目つきが悪い方」誕生──

 

じーえふママが界隈で大ウケしてくれたのはよかったんですが、僕が何故か「ママじゃない方」という意味で「じゃない方」 と呼ばれる恐ろしい弊害が発生してしまいました。「じゃない方の人だ」とか言われたことありますか?自分という存在が同じ名前を持つ人間に喰われていく感覚を味わったことがありますか?

 

 

流石に「じゃない方」呼ばわりは頭にきたので、結局もう一度自分のアバターを作り直すことにしました。それが「目つきの悪い方」、現在の僕です。

 

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 キャラクターデザインを自分でやり直し、深雪ちゃんに三面図を作ってもらい、自分でモデリングをし、動く城のフィオさんにテクスチャを書いてもらい、最終的に長兎路こよりちゃんにいろんなところを換装してもらって完成した3Dの僕です。かわい~。普通にちょっとビンタとかして泣かせたい感じの加虐欲を煽ってきますよね。でもビンタはやめてください。痛いので。

 

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 そしてその後はミュージックビデオを出したり・・・

 

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 大学を辞めたりしました。なぜ辞めたかというと、色々とお仕事が決まったからです。このレベルの社会不適合者が自分の収入で食っていけるの、社会もまだまだ捨てたもんじゃないなって感じですよね。今は母親に学費の返済をしています。総額でいくらなのかは怖くて聞けないので黙って毎月7万くらい納めてます。死ぬ。

 

 

あと最近だとDJ出演が決まったりしたのでこちらも興味あれば是非。

 

 

 

 

 

──そのころ彼女たちは──

 

で、僕がワケのわからない方向にゴロゴロ転がっている頃。

 

アンケートの話は撤回され、あんたまと女優部は無事に合流することが決定。新しいグループ名は、

 

えのぐ

 

 になりました。

 

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初のオリジナル曲が発表され、

 

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紅を30秒だけ熱唱し、

 

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何故かカンニング竹山とコラボを果たし、

 

youtu.be

 

 VRライブまでもが開催され、

 

 

 

 

 

 

そして遂に、2018年11月、

 

youtu.be

 


UNIVERSAL MUSIC JAPANからメジャーデビューを果たしましたおめでとう!!!!!!!!!!!

 

 

store.universal-music.co.jp

 

買わんかコラ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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立派になったなァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おじさん嬉しいよ

 

 

 僕はそんな彼女達の活躍をこっそり見ていました。ライブも行ける限り行きました。「あんたま」と出会ったあの日から1年以上の時が経ちます。気が付けば僕も、一人の社会人として立派にオフィスに住み込みで働いています。仕事をしながら、ライターも音楽も続けることができています。

 

彼女たちは決して弱音を吐きませんでした。ずっとキラキラしていました。そんな姿に憧れたから、僕も折れずに頑張ることができました。僕にとって彼女たちは正真正銘のアイドルです。

 

この文章を読んでいる人の中には、「えのぐ」を知らない人もいることでしょう。

 

そんな方に一つだけ言うことがあるとすれば、「えのぐは僕の人生を変えてくれたアイドル」ということ、それだけです。

 

体験会も何度か開催されていましたが、僕はまだ、彼女たちに会いに行けていません。あともう少しだけ立派な人間になることができたら、いつか今までの感謝を伝えに行きたいと思います。

 

みなさんがほんの少しでも「えのぐ」に興味を持ってくれれば嬉しい限りです。

 

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そういえば本題は「僕が何者か」って話でしたが、やっぱり「オタク」でいいんじゃないでしょうか。だってオタクだし。

 

 

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