「VR部屋」突撃レポート バーチャル美少女に無念のガチ恋
じーえふです。
先日、いつものようにインターネットしてたらなっつーさん(@yashinut)という方からこのようなリプライが。
ということで「VR部屋」というそもそもこの次元に存在しているのかどうかすら怪しい名前の場所へ二つ返事で行くことに。
お恥ずかしい話ですが、ビデオ屋さんでえっちなVR動画を見た時くらいしかVR体験ってほとんどしたことなかったんですよね。本当に恥ずかしい話。 VR部屋とやらでちゃんとしたVR体験をさせて頂けるならそれだけで万々歳。
なっつーさん曰く、「#VR部屋」というハッシュタグでツイート検索すれば大体どんな感じかわかるとのこと。早速検索してみると、
ピザと寿司食ってますやん。VRどこいった?
ひょっとして僕は騙されているんじゃないか?という一抹の不安と、場合によってはピザ食えそうというデブまっしぐらの期待を抱えながら、とにかく実際に行ってみることに。
訪れたのは某マンションの一室
送られてきた住所を訪ねてみると、そこは何の変哲もないマンション。とりあえず部屋であるのは間違いなさそう。
指定された部屋の前まで行き、緊張しながらもインターホンを押します。するとなっつーさんが出迎えてくれました。そのまま早速「VR部屋」へ。
部屋だ・・・。
普通に友達の家だこれ。しかし「VR部屋」の名の通り、そこらかしこにヘッドマウントディスプレイ(以下"HMD")やVR用のPCが。聞いたところこの場には20台くらいのHMDがあるとのこと。一個分けてくださいよ。
お茶出してくれました。おいし〜。
お茶飲んで落ち着いてたらVR部屋の方々が次々と現れまして、沢山の名刺を頂きました。しかし僕は名刺を持っていませんので、とにかく「ありがとうございます!じーえふです!」と自分のアカウント名を連呼する羽目に。本当早く名刺作ろう。
中にはわざわざ「私はじーえふさんのことご存知ないんですけど・・・」と名刺を渡してくれる方も。なんかごめんなさい。じーえふです。よろしくお願いします。
頂いた名刺をまじまじ見つめてみると、裏面には「フォージビジョン」の文字が。
VR部屋とは一体何なのか。なんとその正体はフォージビジョン株式会社さんのVR支部だったのです。普通にズボンとパーカー着て突撃しちゃったんですけど、スーツ着てくればよかったかな・・・。
フォージビジョンさんの公式サイトはこちら。
念願のVR体験
VR部屋のみなさんと挨拶を済ませたあと、遂にVR体験することに。なっつーさんにHTC VIVEを装着させて頂き、バーチャルの世界に突入します。
HMDを装着した僕。どこ見てんだ?って感じですが、これは「全天球動画」というものを利用した「バーチャル水族館」でお魚さんを見つめています。お魚さん見るの好きなんですよね。サバとか美味いし。
「Project LUX」で無念のガチ恋
ひとしきりお魚さんを見てお腹を減らしたあと、次は「Project LUX」なるVRアニメを体験することに。VRアニメってなんぞ?よくわからんけど美少女が見れるっぽいぞ〜〜〜!ウキウキでソフトを起動します。そこにはヒロインである「ルクス」の姿が。
あ"あ"〜〜〜〜か"わ"い"い"〜〜〜!!!!!!
これ本当にやばかったです。HMDを外した時の現実感といったらもう筆舌に尽くしがたい。何故僕はこんな世界で生きてるんだ・・・?周りにVR部屋の方々がいる中でみんなに見られながらこの萌え萌えアニメを体験するのはある意味拷問でした。マジでルクスちゃんが可愛すぎて顔面が歪むんですよ。真顔でこのアニメ見れる人、たぶん感情無いです。
Project LUXは、ライトノベル『狼と香辛料』などで知られる支倉凍砂氏の個人サークルであるSpicy Tailsが手掛けるマルチエンドの長編VRアニメです。フォージビジョンさんが開発に携わっています。
声優は干物妹!うまるちゃんの「土間うまる」役などで知られる田中あいみさん。モーションも田中あいみさんの動きをキャプチャーしているとのことで、まるで田中あいみさんが目の前にいるかのような感覚に陥ります。
物語のあらすじは「少女“ルクス”を殺した容疑をかけられている“エージェント”の記憶を追体験し、真相を追っていく」というもの。
えっ ちょちょちょ待って待ってルクスちゃん死ぬの!?
涙出てきた・・・。今回はチャプター1までしかプレイしませんでしたので"真相"は不明です。いつか作品を購入して物語の結末を見届けたいと思います。ルクスちゃんは俺が守る。
VRで謎解き?もどかしさがクセになる「星の欠片の物語」
ルクスちゃんへの興奮冷めやらぬまま、次に体験させて頂いたのはPSVRで配信中の「星の欠片の物語」。こちらもフォージビジョンさんが開発に携わっているとのことです。
ゲームのジャンルとしては「謎解き」。星の欠片に取り残されたこと少女に指示を出すことで行動させ、星の欠片からの脱出を目指します。
https://www.jp.playstation.com/games/hoshi-no-kakera-no-monogatari-hitokakera-ban-ps4/
ゲームの操作は至ってシンプルで、オブジェクトに視線を合わせたあとに少女を見つめることで、少女がオブジェクトに対してなんらかのアクションを起こす、というもの。
これ、やってみたらわかるんですけど少女への指示がめちゃくちゃ時間かかる上に謎解きの難易度が超絶ハイレベル。しかしそのもどかしさと「VRの操作性」が同じ段階で上手く噛み合っており、気がついたら没頭してしまいます。全ての謎の解き方を知っている状態で最初からプレイしてもクリアまでに数時間かかるとのこと。ルパンもびっくりの時間泥棒だよ。
じーえふ、遂にバーチャルYoutuberデビュー
またこういった公式的なゲーム以外にも、なっつーさんが個人で制作し、「xR Tech Tokyo」というVR技術イベントに出展した 「なりきりバーチャルYoutuberアプリ」も体験させて頂きました。
こちらはHMDとコントローラーを手に持ち、画面の指示通りに行動することによって誰でも「バーチャルYoutuberっぽい動画」を制作することができるというもの。これで僕も遂にバーチャルYoutuberになれるのか〜!念願の広告収入生活〜!早速画面に表示された字幕を読み上げていきます。
「はいどーも!バーチャルYoutuberのなっつーで〜す!」
いや僕はなっつーじゃねぇよ!!
初手からまさかのトラップに引っかかりました。こちらのアプリ、字幕の通りに読み上げると「バーチャルYoutuberのなっつー」になってしまいます。慌てて「じーえふです」と言い直して続行。
1分ほどで作業が終わり、録音された音声やキャプチャした動きがすぐに動画として抽出されます。スゲー!これYoutubeに投稿して夢の広告収入生活だ!データくださ〜〜〜い!
・・・ということで後日こちらの動画データを頂いたのですが、想像以上に自分の声が気持ち悪かったのでバーチャルYoutuberデビューは断念しました。女の子になりたい。できれば洲崎綾さんとかになりたい。動画データはzipに圧縮してパソコンの適当なフォルダに封印しました。ありがとうございました。
というわけでVR部屋で遊び倒してきました。画像はもうこれ以上現実世界を見たくない僕です。
昨今「バーチャルYoutuber」が空前のブームを迎えていますが、「VR」を体感したことがある人ってまだまだ少ないんじゃないでしょうか?例えば自宅にVR環境を構築しようとした場合、HMDとそれを動かせるパソコンで軽く20万以上吹き飛ぶらしいです。社会人じゃないと厳しいですね・・・。
VR部屋ではまるでの小物のようにHMDが敷き詰められていますが、果たして総額いくらなのか、計算したくもない。
しかし一度体験さえすればさて20万円どうやって用意しようかなみたいな気待ちになります。それほどまでに、VRの楽しさは想像以上のものでした。VR部屋に誘ってくださったなっつーさん、本当にありがとうございました!超楽しかったです!
そういえばピザ出てこなかったな。と思って帰りにサイゼリヤ寄ってピザ食いました。終わり。
フォージビジョン株式会社
なっつーさん
ぼく